いかがでしたか!?
前置き:気づきと疑惑、確信へ
今日、昨日のカラオケの影響で久しぶりにMr.Childrenの「Kind of love」というアルバムを通しで聞いていて、普段あんま聞かない『グッバイ・マイ・グルーミーデイズ』を聞いてたのですが。
あることに気づいてしまった...
そう、曲名がぼっちざろっくの作中曲『グルーミーグッドバイ』に、似ているなぁ...ということに。
(原作3巻初出。多分2期アニメ放映時に出ると思うのですがコレ曲が出来る流れと最後の山田の笑顔があまりにキレイすぎてやっぱり結束バンドで救われたのは山田も同じだなぁと心の底から良かったと思えるので早くみんながセッションしているのをアニメで見たいなぁと思っているし大槻ヨヨコが動いているのを観たいし後藤が後輩にめちゃくちゃ😅この顔で下に見られてるところを観たい)
で、ぼざろって結構扉絵でいろんなバンドのオマージュしてたりしてるけど、曲名でそういうのやってることってない(ないよね?)し、そもそもぼざろのオマージュ対象って2000年代前半~のバンドなので、ミスチルはちょっと印象が違うし関係ないかなぁ~(オタクはちょっとした共通点があるだけですぐに陰謀論を提唱しがち*1)
と、思っていたのだが......
Kind of Loveの収録曲をきちんと見直してみたところ、むしろ否定する方が難しい、というくらい。
明らかに。
明らかに「ぼっちざろっく」との関係を示唆する内容ばかりだったのだ...!
とんでもない事実に気づき、コレは曲名をオマージュしているなどというレベルの話ではない、確実に「ぼっちざろっく」という作品自体に大きな影響を及ぼしていると確信した。
よって、その事実をここに記す。
主題:Kind of Love各楽曲とぼっちざろっくの共通点
まず、アルバム「Kind of Love」は1992年12月に発売されたMr.Childrenの2枚目のアルバム、全11曲入りである。
ja.wikipedia.org(多分家のどっかにある)
その収録されている楽曲1つ1つを聴きながら、ぼざろが明らかにKind of Loveに影響を受けているという根拠となる要素について触れていく。
1曲目:虹の彼方へ
いきなり疑惑の曲筆頭。
曲名の『虹』は明らかに伊地知虹夏を表している、というのは言わずもがなだが、それ以上に興味深いのは以下の点。
この曲、実は超有名人気ヤンキー漫画「
湘南爆走族
」
のアニメ主題歌としても用いられている(湘南純愛組!の方が好き。GTOが好きだから。)のだ(カラオケで歌うと明るい曲調なのに一生ヤンキーが爆走しながら喧嘩してるアニメ映像が流れて面白い)。
......この「湘南」というフレーズが、後藤ひとりの在地である金沢八景を指しているとしたらどうだろう?*2
『虹の彼方』とは、つまり下北沢から架かった虹の終着点が湘南、後藤ひとりを指しているとしたら。
この曲、完全に後藤ひとりと伊地知虹夏の関係を示した曲なのである。
そもそも後藤ひとりだけが遠くの地から下北沢まで足を運んでいるというのは作品として重要な意味を持っているが、その場所自体は「湘南」でなくとも例えば正反対の宇都宮や高崎でもよかったのではないか?
それがあえて「湘南」であるということに意味があるのならば...それはこの曲で示された虹の果てが湘南だったから、ということに他ならない。
ぼざろがKind of Loveに影響を受けているという事実に大きな裏付けを与える貴重な1曲目である。すげー明るくて良い曲なので聞いて下さいね。
2曲目:All by myself
『All by myself』、直訳すると「全て自分一人で」、という意味になる。
それはすなわち孤独を意味し、ぼっちざろっくの「ぼっち」に完全に当てはまってしまう。
やはりこの曲も孤独に耐えて一人で生きてきたかつての後藤を表す曲であると考えるのが妥当だろう。歌詞読むとあんまりそういう感じではないのですがすごい良い曲なので聞いて下さいね。
3曲目:BLUE
BLUE = 青 = 山田リョウ。
4曲目:抱きしめたい
これマジで好き。ミスチルが天下取ってたのもうなずける今でも色あせない名曲。
5曲目:グッバイ・マイ・グルーミーデイズ
問題の曲。タイトルは直訳すれば「陰気な日々にさよなら」、好きな女の子が自分のことどう思ってるのか分かんなくてウジウジしてたけど連絡来てめちゃくちゃ嬉しい!😁、という内容。
曲名は明らかに『グルーミーグッドバイ(以下ググ)』と酷似しているのだが、驚くべきはその内容。
原曲の方は基本ウジウジとしていつつもサビ前で好きな女の子からの手紙や電話の約束があるからすげー嬉しい!ハッピー!という感じで一気に明るくなる。
一方で、『ググ』に対し作中キャラクターが評する(上の方に貼った画像参照)コマがあり、その曲は山田いわく「相変わらず陰キャな歌詞だけどサビはちょっと明るい感じ」、喜多いわく「今回の曲はなんだか爽やかでよい」ということなのだ。
サビはちょっと明るい感じ、ということであればやはり後藤が今までの陰気な自分とケジメをつけられたということになるのだろうか(しかしグルーミーグッドバイ、英語分からないからアレだけど語順的に変?なのかなと思うので、陰気な自分にさよなら出来たと共に(『陰気な別れ』と無理やり訳すなら)今もまだ暗いままの自分を受け入れられているのかもしれない。本物を早く聴かせてよ!。
一致している。『グッバイ・マイ・グルーミーデイズ』、と。
タイトルの意味合いが同じなのでそれはそうだが(注釈しておくならば原曲の方はAメロからずっとウジウジしつつも明るい曲調ではあり、サビは「ちょっと明るい」どころでは済まず歌うパート自体があまりなくてただずっと桜井が嬉しそうにしているのだ)。
原作者としても、やはりタイトルとしてこの曲をオマージュしたのであればそれに対するキャラクターの作中評も参考にせざるを得ないため、当然のことかもしれない。
しかし、内容自体が「本当に」一致しているのか?
それは実際に曲に触れてみないことには分からない、というのが現実である。
一体どんな曲になるのか、今から新規楽曲と新アニメの制作発表が楽しみでたまらない。その時改めてこの「疑惑」が「確信」へ至るだろう。
6曲目:Distance
これすき。今のところ特にぼざろとの共通点は見受けられないが、自分も見つけられていない「何か」が隠されているのだと考えられる。
7曲目:車の中でかくれてキスをしよう
これだいすき。今のところ特にぼざろとの共通点は見受けられないが、自分も見つけられていない「何か」が隠されているのだと考えられる。
8曲目:思春期の夏 〜君との恋が今も牧場に〜
これ誰が歌ってるの?今のところ特にぼざろとの共通点は見受けられないが、自分も見つけられていない「何か」が隠されているのだと考えられる。
9曲目:星になれたら
Q.E.D.
直球過ぎるだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そもそも、2022年のアニメ放映時に初めて『星座になれたら』を聴いた時にすでに「俺の大好きな『星になれたら』に似ていて嬉しい...」と思っていたのだが。
もっと早く気付くべきだった。まさか「この曲が」「このアルバムに」入っているなんて.......................................................................................
楠〇桜のIPが露呈し、これまでインターネットに数多く散りばめられてきた星々が瞬く間に一つの線で結ばれて大空に星座を残した時のように。
その全貌が明らかになった。
間違いない。これで確信できる。このアルバム「Kind of Love」はただひとつ曲名が似ている、というだけには留まらない。
「ぼっち・ざ・ろっく!」という作品のあらゆる部分に影響を与えているのだ。
まず、曲名がぼっちざろっくの超人気有名最高楽曲『星座になれたら』と明らかに酷似しているというのは否定しようのない事実だろう。
しかも原曲の方はどこか悲しくも優しい「別れ」の曲である一方で、『星座になれたら』は真反対に「繋がり」へと向かう曲なのだ。オマージュどころではない、リスペクト溢れる正統後継ソングと言えよう。
しかし、それだけではない、この曲の歌詞中にこそ、真に驚くべきポイントが隠されていた。
すこし小さいが以下に歌詞の全文を載せる。
...あれ?
...え!!??!??!?!?!?!??!
星ぼ虹!?>!?!??!?!??!???????!?!?!?!?!?!??!?!?!??!?!?!?!???!!?!?!??!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!
驚くなかれ。なんとこの曲、星になるだけでは飽き足らず最終的に虹にさえなることを願うのである。
ここまで言えば分かるだろう。
そう、『星になれたら』の「星」と「虹」。
これこそが、あの伊地知姉妹それぞれの名前の元となっていたのだ。恐らくは原作者がこのアルバムを通しで聞き、『星になれたら』の最後で「あぁ姉妹の名前は星と虹にしよう...」と思ったに違いない。違うわけがない。
(上記は全くの嘘で、ぼざろ原作5巻収録「特別編:星に手向けるあいの花」を読んだら二人が「星」と「虹」である意味が心で理解できると思うので、読んで下さい。あとアンソロの実妹さんのコメントとアンソロで載せる話が毎回良すぎてちょっと泣いてしまう。)
あり得ないことが起きている。この一曲だけで喜多郁代、後藤ひとり、伊地知虹夏、伊地知星歌4名の要素が散りばめられているのである。
これをもってして「ぼっち・ざ・ろっく!との関係は一切ない」というのは困難だろう。
気づけてよかった、本当に。
10曲目:ティーンエイジ・ドリーム(I〜II)
良い曲。
11曲目:いつの日か二人で
> あのひとからすれば僕は年下の dearest friend
ここぼ虹。
結論
そういうわけで収録の全11曲それぞれを聴き、確かにアルバム全体にぼっち・ざ・ろっく!を匂わせる要素が散りばめられていることが示せた。
・後藤の地元が湘南であった理由
・山田リョウが青い理由
・『グルーミーグッドバイ』という曲名とその評価元
・『星座になれたら』という曲名
多すぎる!
しかしその数多さこそが、ぼっち・ざ・ろっく!という作品がこのアルバムから多大な影響を受けて生み出されたという事のなによりの証拠である。
この事実に早い段階で気づくことが出来て本当に良かった。このまま見過ごしていたら何が起きていたか分からない。ぼざろのオマージュ対象って2000年代前半~のバンドが多いと思ってるので、あんま関係ないと思う。
『星になれたら』はめちゃくちゃいいので本当に聞いて下さい。あとTHE PINBALLSのオマージュもして下さい...あと早く2期の報出してください...
NONAのPOP STATIONのジャケットがめちゃくちゃ結束してて好き。
終わり。