インターネットではのび太が対等になれてどーのこーのでボロボロうれぴ〜みたいなことを言われてるのが多いが、俺はあのシーンを見るたびに(我が家には「漫画カラー版のび太の結婚前夜」がある)ジャイアンのこれまでの人生のことを考えてボロボロ泣いてしまう。
小さい頃から歌うことが大好きで、いつか歌手になるなんて夢見ていた少年が、成長していくどこかのタイミングで自分は歌が下手なんだと思い知らされて、夢が叶わないことを理解したんだろうと思う。それがどれだけ辛くて悲しいことかは痛いほど分かる。
それでも歌うことを好きでい続けてくれた、好きでいる自分を肯定出来たんだなぁというのがあのシーンで分かって、泣ける。
ただ好きなんだ。歌うのが。今は吉川優子の話をしています。